期間工やるのでフォークリフトの免許取って来た

期間工

「期間工をするならフォークリフトの免許があると有利!」

期間工やってみようかな、と思った時にネットで色々調べると出てくるこのワード、本当に効果があるのか?

という事で実際に取りに行きました。

結果としては無事試験に合格し免許も取れた訳ですが、それだけじゃブログの記事にはならない…。

なので実際にフォークリフト免許の筆記・実技ってどんな物だったのか、書いていこうと思います。

もしこれからフォークリフトの免許取ろうかなーって思っている人は参考にどうぞ!

免許を取りに行った場所

今回お世話になったのはコベルコ教習所という所。北は北海道、南は熊本まであるという全国規模の教習所ですね。

実は申し込んだ後で知ったのですがフォークリフトの運転免許証を紛失した場合、同じ教習所じゃないと再発行が出来ません。

なので期間工をやろうかな、と思ってて住まいが変わることになりそうという人はちょっと注意。

ただし紛失した場合でもコベルコ教習所の場合は郵送で再発行が可能。これから免許を取ろうと思っている人で引っ越しが多くなりそうな人は紛失しないように気を付けた方がよさそうですね。

1日目:筆記試験

初日は学科の勉強、夕方に筆記試験まで1日で一気にやります。

教科書は150ページ程ある物を1冊だけ。これ以外の教材はありません。

講師の方が試験を受ける生徒の人数と名前を確認し、今日から始まる講習の日程を説明。更に「遅刻、欠席した場合はその時点で落第になります、気を付けてください」と注意勧告。

合格率95%を超えるフォークリフトの試験ですがこの辺りは時間厳守でしっかりしています…といっても参加した全員が理由はどうあれ仕事で乗るためにここにいるので実際に現場に出るのであれば時間を守るのは当然です。また遅刻、欠席で落第した場合は授業料等は戻ってこないとの事。

続いて今日の試験を受ける人を2班に分けていきます。

1つ目は普通自動車の運転免許だけを持っている班。こちらは免許を取るのに筆記、実技どちらも受けなければいけない人達です。自分もこのグループでした。

2つ目は既にフォークリフトの運転をした経験がある班。

今回の学科試験は「最大荷重が1トン以上のフォークリフトの運転免許」なんですが、実は最大荷重が1トン未満のフォークリフトを運転する場合は特別講習の教育を受けるだけで乗れますので既にフォークリフトの経験を十分に現場で積んでいる人達。

この人達は実技試験が免除となっており、今日の筆記試験さえ通れば免許が交付されます。

人数の割合としては未経験者が6、経験者が4というような感じです。

重要事項の説明と参加者の確認が終わると学科試験の勉強が始まります。

フォークリフトの種類から始まり各部名称、荷役装置の仕組み、力学、付属装置、パレットの種類、積み方、点検整備、関係法令等、まるまる覚えるには1日では足りない量ですが、講師のおじいちゃんが

「ここ覚えておいてください」

とポイントになる所を教えてくれるのでそこだけマーカーを引いておきます。半分寝ているような状態で過ごしているといつの間にか昼の12時、ここで昼食休憩。

ラーメンを食べて午後の部が始まり、また同じように言われた部分をマーカーでなぞる作業を再開。とくに山場もなく時間も経ち夕方5時過ぎ、ここで筆記試験が始まります。

正直に言うと覚えるポイントが少なくて(20か所もない)余程正確に内容を覚えておかないと落とされるんじゃないか?と内心焦ってたんですが、いざ試験の問題を見てみると4択と〇×のマークシート式。

「この4択の中から正しい答えを選べ」

「文章の内容が正解なら1、間違っているなら2をつけよ」

といった種類の物でとても簡単です。例を出してみると…

・積み荷を持った状態で坂を下る場合、前進で降りるのが良い

これはちょっと考えればわかりますよね。もちろん×。

・フォークに積載した荷重の重心位置とフォーク垂直前面の距離のことを基準荷重中心という

これは教科書にそのまま乗っている内容で講師の方も言っていたものです。間違ってないのでマルをつけます。

といったような問題ばかり。

マークシートへの記入が終われば今日の授業は終わり。各自終わった人から帰っていきます。今思えば講師の方がとてもゆっくり喋っていたのもペースを下げないと2時間程で全部喋り切ってしまうからだなと気づきました。

話を聞いている最中はとても眠かったのですが、覚える範囲が狭いという事情があったんですね…。

2日目:実技講習

2日目から早速実技に入っていきます。

フォークリフトに乗った事がある経験者は前日の筆記試験で全員合格したので自然と生徒は普通免許所持者に絞られることに。

ここでも2班に分かれますが人数は7人班と8人班となり、自分は7人班の方へ割り振られました。その後は実際に実技を行う試験場に移動し、これから3日間お世話になるフォークリフトと対面。

この1台を7人で乗り回して講習を受けます。単純に乗り回す人数が少ない方が回転率が上がるので7人班に割り振られたのはちょっとラッキーでした。

まず簡単な運転操作の説明とコツを講師から口頭で伝えられます。

ポイントとしては

・曲がり角を曲がる時は目線を角に

・曲がる時はハンドルを1回転半し徐々に戻していく

・ハンドルを切る時、戻す時は急に切ったり戻したりせずに一定の速さで行う

・荷の積み下ろしをする時はパレットが斜めにならないようにフォークリフトの角度を平行にするように気を付ける

といったような内容で自動車の運転をした事があればすぐに覚えられそうな事ばかりでした。

ただ荷役については経験が全くないのでこれについては数をこなして体で覚えるしかない、慣れれば大丈夫だからと生徒に仰っていました。

そしていよいよ実技開始。まずは四角形のコースを左回りに進んでいく練習が始まりました。

慣れない後輪駆動のせいか皆カーブを曲がる時に外にふくらんでしまい、その度の講師の方から「ふくらんでるよ~!」と注意を受けます。たまにコースアウトしてしまい外周に置いてある三角コーンにタイヤをぶつけてしまう人もいましたが皆初めての経験なので苦笑い。

全員が回った後は同じコースを逆の右回りで進みます。

1回目の時でコツを掴んだのかスピードが目に見えて早くなった人もいて自分の頭の中でお手本としてチェックしておきます。

続いてはバックの動作が加わった左回りの運転の練習。

ここからいわゆる指差し確認の動作、いわゆる「ヨシ!」も本格的に加わっていきます。

左回りの同じコースを回って少しだけバックするという内容で、これはどちらかというと運転操作の習熟というより指差し確認のクセをつけるという意味合いがメインといった感じ。

そしてやはり慣れていないのか指差しを忘れる方が続出。もちろん指差しを忘れた時は講師の方から激励を送られます。

余談ですがフォークリフトの運転中に行う指差し確認というのは実際に動き出す前に行う為、一度習慣付けしてしまえば忘れる事は滅多にありません。フォークリフト作業者として働くのであれば安全確認はしっかりと。

続いて右回り+バックのコースを行い、ここから荷役の作業訓練が追加されます。いよいよフォークリフトのツメ操作です。

今回の荷役作業は2段取りという方法を取っており、これはトラック等の荷が遠くにある場合に使われるやり方です。

簡単に言うとフォークの先に荷物があるままだと運搬中に接触や横転等が起こるかもしれないのでしっかりツメの根本にパレットを持ってくるようにする方法、といった感じ。

まず講師がお手本として一度模範運転をしますがとても一回では覚えきれない手順の量…。

これが実技試験で行う内容です、と言われましたが心の中で

「えっこれ俺出来るようになるのか?」

と呟いていました。

その後実際に運転していきますが指差し確認の忘れやパレットのズレ等、うまくできない部分や慣れない点が多く課題が山積みのまま初日終了。

自宅に帰宅した後は今日注意された点を思い出し、YOUTUBEでフォークリフトの動画を見ながらイメトレをして眠りました。明日はもっと上手になっているといいんですが…。

3日目:実技講習

実技訓練2日目。

ここからは昨日の最後にやった内容を試験までずっと繰り返していくとの事なので他の人の運転を見ながら良いなと思った点をどんどん取り入れようと集中して見ていきます。

昨日のイメトレが功を奏したのかレバー操作、指差し確認についてはミスが驚くほど減りガッツポーズ。

フォークリフトの運転席

次の問題は荷役の積み下ろしが下手な事。

これはフォークリフトが積荷の前に止まった時のポジション取りで9割決まるといっても過言ではないのですが、どうしても良いポジションを取れない。

積荷を置く場所がギリギリだったり、積荷を置いた角度が斜めになってしまうのですがそんな状態でパレットを置いたままだと後で取りに来る人にイヤな顔されてしまいますし、何より自分の仕事に自信が持てなくなってしまう。

荷役以外の運転や指差し確認はうっかり忘れ等がないので、試験に向けて頭の中で積み下ろしのトレーニングだけ何度も繰り返していきます。

この時点で講習を受けている間はスピードではなく丁寧な動作が出来るのを一番の目標にしました。まず目指すのは安全で丁寧な仕事!

いい加減な仕事をし続けてしまうと職場で肩身が狭くなるのは期間工も同じです。以前ホンダで仕事をしていた時、同じ職場の逆番で自分と同じ工程をしている人がいましたが、自分よりも早く入ったのにミスが減らず周りの人から散々な評価を受けていました。

そうならない為にもまずは丁寧な仕事を覚えていきます。

スピードは確かに重要ですが周りの信頼を得るのは速さではなく安全と品質ですから。

4日目:実技試験

4日目、ついに最終日で実技試験の日です。

運命の日…

朝イチで講師の方から今日のスケジュールと試験に落ちた場合はどうなるか、という事を伝えられます。

内容としては

・試験を行うのは夕方5時10分頃、それまでは7人で昨日と同じ内容をずっと繰り返す

・試験の内容は100点からの減点方式で70点以上で合格、制限時間は8分で30秒超過すると-3点、その後30秒経過するごとに-2点

・合格した場合はその場で発表、その後学科試験を受けた教室に戻り免許を交付

・今日の試験で落第した場合は1時間の補習後に再試験をする

・それでも落第だった場合は後日に再試験が出来る

・更にその試験でも落第してしまった場合はまた授業料を払って再度受験してもらう

このような内容を言われました。

合格した場合は何も問題ないけど落第の処置についてはここまで寛大でいいのか? と思ってしまう程チャンスがあるなと感じました。

てっきり今日の試験に落ちて補習を受け、それでダメなら再度授業料を払わないと受けられないと思っていたのでこれは意外。

ただ、講師の人も「そこまで落ちた人はまだ見た事がない」と笑いながら言っていたのでこれはかなりのレアケースでしょう。

講師からの説明が終わると講習開始。

もうみんな慣れたと言わんばかりでどんどん作業スピードを上げていきますが、自分は目標は別にあるのでゆっくりミスしないように立ち回ります。

午前の部を終えた辺りでようやく荷役のコツを掴み、昼食を挟んで午後からはその精度を上げる事と荷を置く時にズレないようにするという事を意識しながら運転をします。

験担ぎにカツカレーを食べて何回か練習をしたあと、実技試験。

周りの人は楽勝ムードが漂っていましたが自分は大トリという事もあってずっと緊張しており、少しお腹が痛い時間が続きます。

そしてついに自分の番。

ここまでの6人は目立ったミスもなく確実に合格するだろうなという雰囲気。ここで自分だけ落第、なんてなったら恥ずかしすぎる。

気合を入れてフォークに乗りいざ出発!

カーブを曲がって最初の荷役作業、ここはノーミス。

更にバックで戻って右回りに一周するルート。ここもノーミス。

続いて個人的な難所、積んでいる荷物を置く作業。これもノーミス!

最後にバックで停車。完璧だ…。

そして結果発表。「全員合格です。おめでとう!」やったぜ~!

一気に周りの空気が和らぐのがわかりました。みなさん無言でしたけどね。

この後は周りの片づけをして教室に移動、いよいよ免許交付の時間です。講師の方から労いの言葉を頂き、今回受講してみてどう感じたかのアンケートを書き、免許ゲット。

いや~、短い間でしたけどこれもらった時は嬉しかった!こういう自分の努力が報われる時ってどんな時でも気分いいです。

その後はそれぞれ免許をもらった人から退室。特にお互いを褒めたたえるというような事もなく、ドライな同期達でしたが各々の仕事に戻っていくのでしょう。願わくば事故のないように…。

帰り道、冬空の下を歩きながらお祝いに明日何か食べようと思うのでした。

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